ZBrush2021で、サブディビジョンフリーズ中にZModeler操作を行った際に、対象サブツールの関係ないメッシュが崩れてしまう
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■質問
ZBrush2021で、サブディビジョンフリーズ中にZModeler操作を行った際に、対象サブツールの関係ないメッシュが崩れてしまう現象が発生します。
解決する方法はありますでしょうか?■詳細
過去バージョン2019、2020では発生していないので、おそらく、ZBrush2021ユニークで発生する現象かと思われます。
サブディビジョンレベルを持つサブツールに対して、ZModerer機能を使うために、サブディビジョンフリーズを行ってエッジのブリッジや頂点同士の結合を行いたいのですが、操作を行った際に、同一サブツールの操作とは関係ないメッシュが崩れてしまいます。
メッシュの崩れ方としては、四角ポリゴンで構成していたパーツの一部、もしくはサブツール全体が、隣接する頂点と結合して三角ポリゴンになっているような崩れ方をしています。
(ZRemesherやデシメーション機能がかかった時に類似。何かバックグラウンドで補正機能が走ってたりしますでしょうか?)明確な発生トリガーは突き止められませんでしたが、サブディビジョンフリーズ⇒Zmodeler⇒エッジ間ブリッジや頂点間結合のプロセスで発生しているようです。
(現象について、エッジのブリッジの操作で、二つの穴間の一斉ブリッジを行うと発生しますが、同様の操作を単一エッジ同士でブリッジすると現象が発生しません。)当該の現象が、動画配信中に発生したので参考資料として添付します。
3:22:00あたりから現象の検証を行っています。
動画ではサブディビジョンフリーズ下で、同一頂点数の腕と手のパーツをそれぞれ、Zmodelerのエッジのブリッジ機能で「二つの穴間のブリッジ」「単一エッジ同士でブリッジ」を行って現象の発生を確認しています。
前者の操作だと、結合後に手パーツの手首付近や指の関節付近のメッシュが崩れています。
※動画の配信後、ZBrush2021.1.2が配信されていますが、アップデート後も同様の現象が発生します。
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2021より頂点結合周りのアルゴリズムに変更が加わったためとなっています。
環境設定>ジオメトリ>ZModeler頂点結合許容値がデフォルトでは10となっていて、数値的には2020.1.4と同様の数値なのですが、必要に応じてこちらの数値を下げていただく場面があります。また、モデルのサイズが極端に小さい場合には頂点同士の距離が近いため、操作時に結合が行われやすくなります。なので、一度モデルのサイズがZBrush上の理想数値の"2"に近いことをご確認ください。
現状は仕様となっていますが、もし明確に発生しているメッシュがあればサポートにそのデータをお送りください。
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@kizakiaoi
レクチャーありがとうございます!
おかげで解決しました。頂点結合許容値については、15に設定されていました(ミスタッチで触っていたみたいです。)
モデルサイズとしては16に近い値でしたが、頂点同士の距離が近いようで、結合許容値をデフォルト値の10に設定しても発生してしまいました。いろいろいじって、結局、結合許容値を1にすることで理想の挙動になりました。
ありがとうございます!