ZBrushCore 2021.6.2を公開しました



  • ZBrushCore 2021.6.2を公開いたしました。

    配信で解説された様々な新機能はこちらからご覧いただけます:

    新機能

    -MeshBalloon

    Mesh Balloonは素早く土台となるメッシュを生成し、他のZBrushCoreの様々な機能と組み合わせてスカルプトを可能とするブラシです。マスキングの投げ縄で輪郭線となる形状を指定します。その後、ZBrushCoreが即座にその輪郭に沿った編集可能なメッシュを生成します。すぐに彫刻していくことも可能ですが、そのまま続けて、輪郭線を出したり、引いたりと調整していくことも可能です。輪郭線を変えるとそれらの結果がすぐさま反映され、結果を予測する必要もありません。

    Lasso(投げ縄)、Circle(円)、Rectangle(長方形), Curve (カーブ)ストロークタイプに対応しており、アルファも形状に利用できます。
    合わせて、Select(選択)ブラシがレイジーマウスに対応しました。

    MeshBalloonは柔らかな、有機的な風船タイプの形状を生成し、閉じた形状の中央が太く、端が細くなります。

    -リアルタイムアンビエントオクルージョン

    メッシュへのスカルプト内容をリアルタイムのレンダリングで正確にとらえましょう。リアルタイムのアンビエントオクルージョンにより、モデルのどの部位が調整を要しているか確認できます。リアルタイムプレビューAO(アンビエントオクルージョン)機能を用いてスカルプトに息を吹き込みましょう。

    -追加のデフォーマ

    既存のデフォーマに加え、以下のデフォーマがZBrushCoreのラインナップに追加されました。
    オフセット、膨張、スケール、歪み、伸縮、スムース、全体スムース

    -ThickSkin

    真に粘土を足したり、削ったりするような感覚を得るためには、ThickSkin機能を使用してみてください。この機能により、どんなメッシュであっても、ファインアート作品のような風合いを与えます。ThickSkinは表面から一定の上限を設定でき、鱗や、他の一定の高さや、深さを持つディテールが制作出来ます。

    -コントラスト

    ディテールの彫り込みが浅い?3Dプリント用に制作した魚の鱗を強調する必要がある?そんな時に便利なコントラストスライダーを使用し、スカルプトした全体のディテールを強調できると共に、contrast ブラシを利用し、特定の部位のみも調整できます。強調具合はリアルタイムで調整でき、自由に試行錯誤も可能です。

    コントラストは単純に凹凸具合の調整だけでなく、スカルプト前の元の表面の状態に戻せます。

    -穴閉じ

    3Dプリント用に、モデルをウォータータイトな状態にする必要がありますか?それとも、穴を埋めてディテールを彫り込む必要がありますか?
    モデルのどんな穴も閉じれるようなワンクリックソリューションです。

    -ターンテーブル/ムービー

    ターンテーブルと録画機能は、モデルを映像形式で記録しモデルを360度見回したり、スカルプトの初めから終わりまでを記録することが可能となります。

    録画する画面のエリアと、サイズを指定し、あとはターンテーブルとして録画するか、スカルプトする情報を記録するかを選ぶだけです。

    -3DConnexion対応
    キーボードから手を開放しナビゲーションを可能とします。3DConnexionの3Dマウスを利用することで、ナビゲーション用のつまみを指の細かな操作で彫刻の妨げになることなく、回転、ズーム、パンを可能とします。

    ※この機能はZBrushCore 2021.6.2および、ZBrush 2021.5以降でないと利用できません。

    その他
    上記主要な追加に加え、以下の強化もされています。
    -最後に保存したプロジェクトがZBrushCore起動時に自動的に開かれます。(環境設定>Startupより無効にできます。)
    -環境設定よりスティッキーホットキーが有効にできます:あらゆるホットキーで長押しが可能になりました。カーソルを動かすことで、ホットキーを放すまで、スライダーが連動します。これにより、少ないクリック数で、同じような結果が得られます。
    -Lasso機能を利用するブラシにレイジーマウスが適用されるようになりました。

    ・アップグレードするには
    既存のZBrushCoreユーザーは無料にてアップグレードが可能となっています。
    すでにZBrushCore 2021をインストールしている方は、インストールフォルダー内のZUpgrader.exeを起動しアップグレードが可能です。
    まだZBrushCore 2021のインストールをしていない場合には、PixologicのMylicenseページにアクセスし、ZBrushCoreの2021.6.2をダウンロードしましょう。


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